肝疾患診療連携拠点病院

肝疾患診療連携拠点病院とは

国の押し進める“新しい肝炎総合対策事業”に基づいて、厚生労働省健康局より平成19年4月19日付で各都道府県に肝疾患診療体制の整備についての通知がありました。これによりますと、「検査で発見された肝炎患者を適切な医療に結びつけることは極めて重要であるが、正確な病態の把握や治療方針の決定には、肝炎に関する専門的な医療機関の関与が不可欠となる。肝炎の診療においては、かかりつけ医と専門医療機関等との連携が必須であり、それぞれの役割に応じた診療体制構築を図る必要がある。各都道府県において良質かつ適切な医療を受けられるようにするためには、地域の医療機関における肝炎を中心とする肝疾患診療の向上、均てん化を図る必要があり、このため各都道府県においては、肝疾患診療連携拠点病院を選定し、当該病院を拠点として他の専門医療機関と連携しつつ、診療体制の構築を進めていくことが望まれる。」となっております。これにより、山梨県では、平成19年8月29日第1回山梨県肝炎対策協議会が開催され、肝疾患診療連携拠点病院の選定に関しての協議が行われました。肝疾患診療連携拠点病院は各都道府県に原則一ヶ所選定することとされ、以下の指定基準をみたすこととなっております。
  ① 肝疾患に関する専門医療機関の機能を満たしていること。

② 肝炎を中心とする肝疾患に関する以下の機能を有すること。

   ・ 医療情報の提供が実施できる。   
   ・ 県内の専門医療機関に関する情報の収集や提供を実施できる。
   ・ 医療従事者や地域住民を対象とした研修会・講習会の開催、相談支援を実施できる。
   ・ 専門医療機関等との協議の場の設定を設けられる。

③ 県内の肝疾患の診療ネットワークの中心的な役割を果たしている又は将来果たすことが期待される
   こと。

④ 肝がんに対する集学的な治療が実施可能な体制を有すること。
 このことを踏まえて、山梨大学医学部附属病院を肝疾患診療連携拠点病院に指定することが決定され、平成20年3月5日付で、本院が正式に山梨県より肝疾患診療連携拠点病院の指定を受けることとなりました。 

 今後、山梨県における唯一の肝疾患診療連携拠点病院であることを自覚し、県内における肝疾患診療の中心的な役割を果たすべく、努力をしてまいる所存でございます。

山梨県内の肝疾患専門医療機関

肝疾患の診療ネットワークを構築していくためには、他の専門医療機関との連携が不可欠です。専門医療機関は2次医療圏に1ヶ所以上確保することが望ましいとされ、以下の指定基準をみたすこととされています。
①専門的な知識を持つ医師(日本肝臓学会や日本消化器病学会の専門医
  等)による診断(活動度及び病期を含む)と治療方針の決定が行われて
  いること。
②インターフェロンなどの抗ウイルス療法を適切に実施できること。
③肝がんの高危険群の同定と早期診断を適切に実施できること。
 これを踏まえて、山梨県内における肝疾患に関する専門医療機関としては、
本院の他に
 ・山梨県立中央病院
 ・市立甲府病院
 
社会保険山梨病院
 ・財団法人山梨厚生会山梨厚生病院
 
国民健康保険富士吉田市立病院
がその指定を受けております。



★山梨県内の肝疾患に関する専門医療機関と担当肝臓専門医の外来案内


★山梨県肝臓専門医一覧

肝疾患センターの設置

 本院が肝疾患診療連携拠点病院に指定されたことを受けて、その業務を担い、肝炎対策に積極的に取り組む部署として、平成20年12月1日より肝疾患センターが設置されました。患者様やかかりつけ医に対しての肝炎に関する相談支援や医療情報の提供、あるいはまた専門医療機関との連携など具体的な肝炎対策業務を行う部署になります。詳しくは、肝疾患センターのホームページをご覧下さい。


 肝疾患センターホームページ