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病院の概要

病院長挨拶

 新年度のご挨拶

 

病院長の武田正之でございます。専門は「泌尿器科」で、ロボット支援内視鏡下手術、前立腺癌、排尿障害、腎移植、などを担当しています。

本院は、1983年に山梨医科大学附属病院として創設された山梨県唯一の特定機能病院です。2002年10月1日に旧山梨大学と旧山梨医科大学を統合して新「山梨大学」が設立されたため山梨大学医学部附属病院と名称が変更され、2004年4月1日の国立大学法人化後は国立大学法人山梨大学医学部附属病院となり、現在に至っております。本院は、「地域がん診療連携拠点病院」、「肝疾患診療連携拠点病院」の指定を受けており、各科の壁を越えた集約的治療体制を整えております。

1.附属病院稼働状況と再整備進捗状況:

2017年度の稼働額は2016年度の約185億万円から約191億円に増加しました。高度医療に関しては、2017年10月に山梨県内では第1例目の「経カテーテル大動脈弁留置術」(TAVI)がハイブリッド手術室で実施され、その後も順調に症例数を増やしています。手術支援ロボット ダビンチ®を用いたロボット支援内視鏡下手術では、2013年6月に山梨県内で最初に開始したロボット支援腹腔鏡下前立腺がん根治術は既に200例以上、2016年9月に腎がんに対するロボット支援腹腔鏡下腎部分切除術を開始してすでに50例以上の患者さんに実施し、前立腺がん・腎がんに対するロボット支援手術はごく日常的な標準治療となっています。さらに2018年度からは、肺がん、胃がん、食道がん、直腸がん、膀胱がん、子宮がんなど12種類の術式が保険適用となりましたので、施設基準・術者基準を充たしている「胃がん手術」は直ちに開始し、それ以外も実施に向けて準備中です。

附属病院再整備計画の進捗状況ですが、第Ⅱ期工事は本年5月に着工して2019年12月に竣工し、2020年5月に開院予定です。中央診療棟改修工事である第Ⅲ期工事は2021年1月着工、2022年3月竣工、同年5月に開院予定で、その後の外来棟改修で最終段階となります。患者様およびご家族の皆様には一時的にご迷惑をおかけすると思いますが、ご容赦ください。

2.特定共同指導について:

2017年11月30日、12月1日に、厚労省・厚生局・山梨県による10年ぶりの「特定共同指導」を受診し、2018年3月13日付けで「経過観察」という結果の通知をいただきましたが、これは「合格」を意味します。2日間の指導の際中には、保険診療体制に関して指導官から多くのお褒めの言葉をいただきました。今後も保険診療のより一層の適正化に向けて職員一同努力して行く所存であります。

3.入退院支援センター(仮称)について:

2018年度診療報酬改定では、患者様へのサービスの向上、スタッフの業務削減、病院経営改善のための「入退院支援センター」と「周術期センター」の機能の充実が要求されています。本院でも2018年2月から、予定手術入院患者の一部を対象とした「入退院支援室」業務を開始しました。再整備の際中であるためスペースの確保などの問題がありますが、各診療科外来で個別に実施していた入院関連業務(入院説明、入院検査オーダーなど)を一括して行うことができますので、今後は全予定入院患者を対象とした「入退院支援センター」と「周術期センター」へと発展させて行く予定です。

4.初期臨床研修医マッチング、新専門医制度:

2018年度の初期臨床研修医として本院に採用された医師は31名でマッチ率は77.5%(定員40名)、山梨県内での初期研修医は60名弱でほぼ例年通りでした。卒後3年目からの専門医制度は、2018年度から新制度が開始されました。 山梨大学医学部、同附属病院では、入学時からの卒前教育・卒後初期臨床研修・専門医研修を通じたシームレスな医学教育を実施しております。こうした教育内容と教育指導者研修の改善、県内医療機関所属医師の医学教育への参加などにより、地域医療に従事する専門医研修医の確保を進めてまいります。

最後に:

本院の理念である「一人ひとりが満足できる病院」とともに「理想の大学病院」を目指した挑戦を続けますので、本年度もよろしくお願いいたします。

2018年4月1日
山梨大学医学部附属病院
病院長 武田 正之