山梨大学医学部附属病院

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薬の正しい使い方

くすりの飲み方

1.くすりは何で飲む?

基本的に水か湯冷ましで飲んでください。ジュースやお茶は、薬の吸収が悪くなったり、逆に薬が効きすぎたりしますので、なるべく避けてください。また、水なしで薬を飲むのは危険です。食道や胃に貼りつき潰瘍を起こすことがあります。ただし、最近は口の中で崩壊して、水がなくても飲むことが可能な錠剤がありますので、その錠剤に関しては水で飲まなくても大丈夫です。

2.水の量はどれくらい?

水の量はコップ一杯(150〜180mL)くらいが適当です。少なすぎると食道や胃にはりつき、潰瘍を起こすことがあります。また、多すぎても吸収が遅れることもありますので注意してください。

3.錠剤をつぶしたり、カプセルをはずしたり加工してもいい?

錠剤やカプセルは様々な工夫が施されているものがあり、胃で溶けずに腸まで届かせたり、長時間薬を効かせるために少しずつ溶けるようになっていたりと、多種多様です。そのため、加工してもよい薬かどうかは薬剤師に聞いてください。また、粉薬でも工夫されているものもあるので、噛み砕いたり水などに溶かしてから飲むのも薬剤師に聞いてからにしてください。

4.全部食後に飲んでいい?

薬によっては、食後に飲んでいけないものや、他の薬と一緒に飲んではいけないものもあります。必ずしも薬は食後に飲むとは限りませんので注意してください。決められた飲み方で飲んでください。

5.薬の飲み合わせは?

一緒に飲んではいけない薬は色々あります。複数の病院や診療所にかかることがあるようでしたら、薬局をひとつにまとめれば、過去の処方箋履歴から薬の飲み合わせが確認できます。かかりつけ薬局を持ちましょう。

6.飲み忘れたらどうする?

2回分以上を一度に飲むと薬が効きすぎますので、まとめて飲むのは避けてください。飲み忘れたら、気づいたときに飲んでいいものとダメなものがありますので、薬剤師に確認してから飲むようにしてください。

くすりの保管方法

1.薬はどこに保管すればいい?

保管する際に注意することとして、温度・湿度・光・汚染などがあります。
薬を保管するのに適している温度は、室温や冷所など薬によって違います。薬剤師に確認してください。冷所保管の薬は、室温に放置してもいけませんし冷凍させてもいけません。
湿気を帯びやすい薬剤もあります。特に1回分ずつに包装されている薬剤や粉薬は湿気を帯びやすいです。乾燥剤などで湿気を防いでください。
光で分解してしまう場合もありますので、なるべく直射日光を避けて保管してください。
目薬や軟膏など、直接手や皮膚に触れて使用すると、細菌汚染されてしまうことがあります。目薬は目や顔に当たらないように点眼し、軟膏は直接触らず、綿棒やティッシュに出してから使用してください。シロップ剤は暖かいところに置いておくとカビなどに汚染される場合もあります。冷蔵庫に保管してください。
また、子供やお年寄りのいる家庭では、誤って薬を飲まないように、なるべく手の届かないところに保管してください。

2.使用期限はどれくらい?

病院や薬局でもらった薬は、そのときの症状に合わせて処方・調剤されたものです。風邪の症状が良くなったり、飲まなくてもよくなった薬は、とっておくことはなるべくしないようにしてください。定期的に飲む薬や、普段から常備しておく薬(例えば狭心症発作時の薬など)は薬剤師に期限の確認をしてください。期限の記載されている薬は、開封してなければその期限までつかえます。使っている途中の目薬やシロップ剤は、冷蔵庫に保管されていれば1ヶ月程度つかえます。