山梨大学医学部附属病院

山梨大学医学部附属病院部門その他の部門薬剤部薬剤部の紹介薬剤部業務の紹介

薬剤部業務の紹介

処方せん調剤室

当院では、外来及び入院患者さんの調剤を同じ場所で行っています。医師の発行した処方せん内容を電子カルテを利用し、注射薬を含めた薬歴、病名、検査結果等を参照し、「お薬の選択、量、飲み方が適正かどうか」、「他のお薬との相互作用はないか」、「食べ物や嗜好品などとの相互作用はないか」など的確に分析、判断して疑わしき点がないことの確認を行い、より患者さんにとって有益になるようなアドバイスをした上で行います。また、患者さんには、お薬のことを理解して戴くために文書などを作製して情報提供も行っています。現在、医薬分業が進み、院外処方せん発行率が約95%、外来処方せん1日平均発行枚数は約650枚(院外処方せん約620枚、院内処方せん約30枚)、入院処方せんは約400枚となっています。院外処方せんの発行が進んだことで、2007年6月より病棟注射薬調製室(サテライト薬局)が開設され、さらに充実した調剤業務の展開を目指しています。

処方せん調剤室1

調剤室では、医師の処方せんに基づき調剤を行っています。処方せん鑑査後、患者さんに渡す薬袋を確認し、調剤を行います。

処方せん調剤室2

小児や錠剤・カプセル剤が服用できない患者さんには、散剤として調剤を行います。散剤は混合してしまうと薬剤の確認ができなくなるため、散剤鑑査システムを用いて正確な調剤を行います。

処方せん調剤室3

水剤も散剤と同様に小児や錠剤・カプセル剤が服用できない患者さんに調剤を行います。水剤調剤記録システムを用いて正確な調剤を行います。

処方せん調剤室4

調剤室内に治験管理室があり、院内で行われている治験薬の調剤も行っています。正確な調剤と共に、正確な調剤の記録が必要です。

処方せん調剤室5

調剤が全て完了すると、最終鑑査を行います。あらゆる角度から処方せんの内容と医薬品のチェックを行い、患者さんに渡すお薬を完成させます。

処方せん調剤室6

最終鑑査が完了したお薬は、「薬剤部お薬渡し口」にて引き換え番号と患者さんのお名前を、患者さんと共に確認した後お渡しします。

注射調剤室

注射調剤室では、注射薬自動払出システムを使用して、1日分個人毎払い出しをさらに細分化し手技・施用時刻単位の袋詰めカート払い出しを全入院患者さんを対象に行っています。電子カルテより、内服・外用薬を含めた薬歴、病名、検査結果等を参照して、手技・施用時刻単位毎に注射指示せんを鑑査し、配合変化の有無、施用手技・投与速度の適否等、従来よりもいっそう踏み込んだ鑑査を行っています。近年、癌化学療法を含めた薬物治療への薬剤師の参画は、重要でありまた大きく期待されています。薬物反応が顕著に現れる注射薬の鑑査は薬剤師にとって職能が発揮できる場でもあり、責任は重大です。現在の業務量は1日平均注射指示せんは460枚・1151施用手技単位、返品注射指示せんは67枚・148施用手技単位となっています。

注射調剤室1

電子カルテなどを参照して、あらゆる角度から配合変化、投与量、施用手技、投与速度などを確認します。

注射調剤室2

全108品目125規格の注射薬の充填された注射薬自動払い出し機が2機稼働しています。

注射調剤室3

患者さんの施用手技ごとに袋詰め調剤を行っています。袋詰めされた注射薬はプラスチック製バスケットに患者さんごとに収納されます。

注射調剤室4

注射薬自動払出機により調剤されたものと注射薬自動払出機で調剤されなかったものを注射指示せんに基づき、施用手技ごとに調剤を完了させます。

注射調剤室5

調剤が完了したものをカートに個人ごとセットします。患者ごと引き出しにラベルを添付します。

注射調剤室6

緊急に使用する薬品などは、注射薬棚より調剤を行います。

薬務室

薬務室では、病院で使用される医薬品の購入管理、在庫管理、供給管理、品質管理を行っています。

医薬品の購入・納品

医薬品の発注は在庫状況によって定期・臨時・緊急発注の3種類の方法で行っています。医薬品は、使用頻度に応じてグループ化し、在庫量等などから発注数の予測を行えるようにしています。(自動発注)

医薬品の購入・納品1

定期発注:週2回行っています。自動発注を用いて、発注データを作成し、そのデータをフロッピーに出力し、卸業者に渡します。

医薬品の購入・納品2

緊急発注:主に、医薬品が欠品した時に行います。発注システムで注文書を作成し、卸業者に電話で発注します。

医薬品の購入・納品3

検収:納品された医薬品は、卸業者と薬剤部担当者で商品名、規格、ロット、有効期限、数量および流通経路チェック等を確認します。検収した医薬品はすべて入庫処理を行い、数量・ロット・有効期限を管理しています。

管理

検収された医薬品は補液、注射薬、外用薬、内服薬に区分し、さらに普通薬、劇薬、毒薬などに区別して保管しています。また、温度、光線、湿度等にも注意して管理しています。

管理1

倉庫:年間通して20℃に保たれています。補液はスペースの関係から約4日間で使用される量を、その他の薬品はだいたい2週間で使用される量を目安として在庫を置いています。

管理2

注射薬と外用薬は可動式の棚に保管しています。

管理3

温度が異なる冷蔵庫が2種類あります。それぞれ、注射薬、内服薬、外用薬を保管しています。

管理4

内服薬は可動式のスタックランナーに保管しています。散剤、錠剤(PTP)、散剤(分包品)、錠剤(バラ錠)にわけ、あいうえお順に保管しています。

処置薬の払い出し

病院内で不特定多数の患者さんに対して処置に使用する消毒薬などの薬品(処置薬)の払い出しも行っています。

処置薬の払い出し

原則として週1回木曜日の朝に薬品請求伝票にて請求を受けつけ、準備を行い、金曜日の朝に払い出しています。

製剤室

製剤室では、医師が治療を行ううえで、市販されている薬剤では「効果が得られない」場合や、「薬剤の形を変えないと使用できない」場合に、個々の患者さんに適した形で院内製剤を調製しています。院内製剤とは「薬剤師により病院内で調製し、その病院で使用する薬剤」のことです。
当院では、一般製剤(調剤業務・診療業務の効率化、合理化を目的として、比較的大量に調製する製剤)および特殊製剤(特殊疾患、難治性疾患の患者さんの治療のため、または新しい治療法を開発する場合に限定して調製する製剤)の数は、約100種類です。

調製風景

注射薬の調製行程の一部

無菌室(陽圧で、高性能フィルターにより清潔な空気が循環している)の中に入り、無菌服や無菌手袋を着用して、手術時とほぼ同じ状態で注射薬を調製します。

注射薬の調製行程の一部1

クリーンベンチの中で薬剤の調製をします。

注射薬の調製行程の一部2

アンプル内へ薬剤を注入します。

注射薬の調製行程の一部3

酸素ガスバーナーにて熔封します。

注射薬の調製行程の一部4

高圧蒸気滅菌・異物試験後、完成です。

カプセルの調製行程の一部

カプセルごとに、薬剤の量の差がでないように注意します。少量ずつ詰めることがポイントです。

カプセルの調製行程の一部1

薬剤の粉の大きさを篩いをして揃えます。

カプセルの調製行程の一部2

空カプセルを機械にセットします。

カプセルの調製行程の一部3

薬剤をカプセル内に均一に詰めます。

カプセルの調製行程の一部4

へこみや破損を確認し完成です。

口腔内軟膏の調製行程の一部

軟膏にする薬剤は、濃度差がでないように均等に混ぜることが重要です。また口腔内に使用するので、頬の粘膜にくっつく成分(粘稠性)を加えることや飲み込んでも害のないものを使用します。

口腔内軟膏の調製行程の一部1

調製に必要な器具・機材です。

口腔内軟膏の調製行程の一部2

薬剤や粘稠性をもたせるための試薬等を混ぜます。

口腔内軟膏の調製行程の一部3

大量の軟膏を雷潰機で均一に混ぜます。

口腔内軟膏の調製行程の一部4

薬剤名・調製日等を記載したラベルを貼付します。

薬品情報室(DI室)

DI室では、薬に関する情報を収集・整理・管理し、必要な時に医師や看護師など医療スタッフ、および患者さんに提供する仕事をしています。
具体的な業務の内容は、医薬品情報の収集・整理・提供のほかに、薬剤部内外からの問い合わせの対応、院内医薬品集の作成、入院患者さんの持参薬の識別、緊急安全性情報(イエローレター)・副作用情報など医薬品を適正に使用するための情報誌の発行、病院情報システムおよび薬剤部門システムのマスタメンテナンスなどです。
DI室の業務は、必要な時に必要な情報を適切な形で提供することにより、高度かつ適正な薬物療法に貢献することを目的としています。

薬品情報室1

採用されている医薬品の情報を収集し、管理しています。これらの情報が必要なときにいつでも取り出せるよう、ファイルを色分けするなど、誰でも利用しやすいレイアウトを心がけています。

薬品情報室2

DI室からは医薬品を適正に使用するために必要な情報を随時発信しています。お知らせは電子カルテや病院のHPでいつでも閲覧できます。新規採用医薬品の情報も発信しています。

薬品情報室3

毎日の業務で最も多いのがスタッフからの薬品に関する問い合わせへの対応です。当院で採用されている医薬品だけでなく、国内・海外を問わず薬についての様々な質問があります。相手が求めている情報をより早く、より正確に伝えられるよう心がけています。

薬品情報室4

新しく採用された医薬品の情報は製薬企業のMRとのヒアリングにより収集しています。その際には、適切な情報を提供できるよう、情報一つ一つについて活発に意見を交換し合っています。

薬品情報室5

患者さんが質のよい薬物治療を受けられるよう、頑張ってます。

試験研究室

患者さんの治療を行う際には、医薬品がより安全に効果的に使用される必要があります。しかし、医薬品の保存・使用方法が適切でない場合や患者さんの病状により通常の服用・使用が難しい場合、医薬品が本来もっている効果を充分発揮できないことがあります。そのような問題点を解決するためには、各々の医薬品の特徴を十分に理解する必要があります。試験研究室では、医薬品の物性を評価するため、種々の基礎試験を行っています。得られた試験結果を基に、適切な医薬品の保存・使用方法に関する情報提供、また、患者さんが服用・使用しやすい医薬品の形などを医療スタッフに紹介しています。
さらに患者さんが服用・使用しやすい、新しい臨床製剤を開発するための基礎研究を行っています。得られた研究成果をいち早く臨床現場に還元し、「患者さんに優しい医薬品」を使用した医療を提供することを目標としています。

試験風景

医薬品溶出試験

錠剤やカプセル剤などの製剤から内容医薬品が溶け出てくる様子を調べる試験です。私達は、新規に開発した臨床製剤や、先発医薬品と後発医薬品からの内用医薬品の溶出の様子の違いを評価する際に実施しています。

医薬品溶出試験1

医薬品を投入する溶液は目的の温度となるように設定しておきます。

医薬品溶出試験2

溶液中へ医薬品を投入し撹拌を始めると、内容医薬品が溶け出します。

医薬品溶出試験3

時間経過ごとに医薬品が溶け出した溶液を採取します。

医薬品溶出試験4

採取した溶液中に含まれる医薬品量を測定し、溶け出した量を算出します。

ディスカッション・ゼミ・学会発表

患者さんに実験結果を還元するためのステップとしてディスカッション、ゼミ、学会発表を通じての結果考察が不可欠です。

ディスカッション・ゼミ・学会発表1

得られた実験結果について、発表・考察を行います。定期的に行い、互いの実験結果について理解できるようにしています。研究テーマに関連する題目について調べて発表することもあります。

ディスカッション・ゼミ・学会発表2

学会で実験結果を積極的に発表するよう心がけています。大学関係者、企業関係者など、病院外の人達との貴重な意見交換の場でもあります。

TPN調製室

食事を経口摂取出来ない患者さんに対し、TPN(総合栄養輸液による栄養管理)を行うことがあります。この栄養輸液は特に清潔な環境で調製する必要があり、薬剤部で無菌的に調製しています。

TPN調製室1

調製室内にはフィルターを通した清潔な空気が循環しており、入室時に専用の靴に履き替え、無塵衣、キャップ、マスクを着用します。更に調製時には専用の消毒薬で手洗いをした後滅菌された手袋を装着します。

TPN調製室2

栄養輸液の調製は調製室内に設置されたクリーンベンチの中で行います。クリーンベンチの中は室内より更に清潔な環境になっており、この中で輸液を調製することにより細菌や細かい塵の混入を防ぐことが出来ます。

TPN調製室3

調製は2名の薬剤師で行っており、調製量が端数になる場合はその都度2人で確認しながら混合していきます。

TPN調製室4

調製の終わった栄養輸液は、調製者とは別の薬剤師が、混合済みの空アンプルや空バイアルと医師の指示を照らし合わせて再度内容の確認を行います。

TPN調製室5

鑑査が終了した栄養輸液は、薬剤の分解を防ぐため遮光袋に入れます。袋には患者さんの名前、混合した薬剤の内容等が記載されたラベルを貼布します。病棟ではこのラベルを見ながら輸液の内容を確認します。

TPN調製室6

薬剤部で調製した栄養輸液は、専用のコンテナに移し替えて各病棟に払い出します。払い出された輸液はその日のうちに患者さんに投与されます。休日の分は安定性の確認されている薬剤のみを混合し、投与日にあわせて病棟に払い出します。

TDM管理室

TDMとはTherapeutic Drug Monitoringの略で、日本語では“薬物治療モニタリング”といいます。最も適した薬の使用量や使用方法を検討して薬物治療に役立てることを業務としています。
薬物によっては、同じ量を投与しても、人によって期待する効果が得られなかったり、中毒を起こしたりすることがあります。このような投与量の調節が困難な薬物を適切に投与するために、血液中の薬物濃度を測定し有効域にあるか中毒域にあるか調べます。そしてそれらの結果をもとに、その時の患者さんの状態も考慮しながら個々の患者さんに合った投与量・投与方法を医師に提案し、より良い薬物治療の実施に貢献しています。

TDM管理室1

TDMの対象となる薬は、免疫抑制剤・抗てんかん剤・抗生物質・心不全治療薬・気管支喘息治療剤などがあります。外来・入院患者さんの血液中の薬物濃度をこの部屋で測定しています。

TDM管理室2

正確な血液中濃度を測定をするために、血液中の不要な物質を除去するための前処理を行っています。

TDM管理室3

全自動の測定機を用いて、蛍光偏光免疫測定法という測定方法で測定しています。

TDM管理室4

測定した血中濃度が適正でない場合は、その患者さんの腎機能・肝機能・体格等を考慮し、適切な投与量をコンピュータで計算し、投与量の設定を行います。

TDM管理室5

測定した血中濃度の結果をふまえて、薬の血中濃度が有効な範囲内にあるか評価しています。また、副作用が出ていないかを電子カルテを見ながら確認しています。

TDM管理室6

電子カルテではわからない、体温・尿量・食事や水分の摂取量等は病棟やナースステーションで確認しています。できるだけ副作用を少なくし、効果の高い投与量や投与方法について医師に提案を行っています。

薬剤管理指導業務

入院中の患者さんに薬の説明を行っています。この薬の説明を通して、正しく服用されているか、薬による副作用がないかなどを確認しています。また、注射薬についても、その投与方法などについて問題がないか確認をしています。

薬剤管理指導業務1

患者さんと面談を行う前に、診療録などから既往歴、アレルギー歴、副作用発現歴など必要な情報を収集しています。

薬剤管理指導業務2

服薬指導の前に、医師・看護師などから薬に関する必要な情報を収集しています。

薬剤管理指導業務3

服薬指導によって、患者さんの薬に対する不安を取り除き、患者さん自身が医療に参加していると自覚を持たせてコンプライアンス(服薬遵守)の向上を図ります。

薬剤管理指導業務4

服薬指導時に得た情報は、薬剤管理指導業務システムに記載し、医師・看護師に情報提供しています。

通院治療センター

社会生活や日常生活を送りながら通院し、化学療法を行うために、2002年11月より開設された専用の部屋です。常勤の専任薬剤師2名(併任2名)がローテーションを組み、毎日1名が調製を行っています。開設以来、各診療科において幅広く利用されています。現在では、述べ人数で月約200〜250名の患者さんが利用されています。

通院治療センター1

通院治療センター内は、ベッド9床、リクライニングシートが2台あり、常に看護師が患者さんの状態をみています。また、一人一台液晶テレビが完備されていて落ち着いた環境の中、リラックスした状態で点滴治療を受けることができます。

通院治療センター2

前日に注射薬の準備を行い、専用のカートで患者さん毎にセットします。また、処方内容の確認は複数の薬剤師で行います。

通院治療センター3

通院治療センター内の注射薬調製室に設置した安全キャビネットの中で無菌的に、調製を行っています。

通院治療センター4

無菌的かつ、抗がん剤調製に関わる薬剤師の被爆による危険性や環境への影響を考慮し、このような服装で患者さん一人ひとりの注射薬を調製しています。

通院治療センター5

治療当日、体調はよくても血液検査の結果に異常が見つかることがあり、その場合は中止となります。当日の血液検査の結果は、医師と連絡を取り合い、確認してから調製を行っています。

通院治療センター6

前日に確認したレジメンと診察後に出力されたレジメンを照合し、さらに血液検査の結果を確認後、注射薬の調製を行います。

通院治療センター7

調製終了後、医師と看護師が確認を行い、点滴治療が開始されます。

通院治療センター8

患者さんの点滴治療が適正で安全に行われるように、毎日各医療スタッフと共にがんばっています。(担当 寺田公紀、伊藤貴史)

病棟注射薬調製室(サテライト薬局)

病棟注射薬調製室では、医師の注射指示に基づいた注射薬の調製を行います。注射薬の調製を行う前に、注射指示書の確認、必要であればカルテ、検査結果等の確認も行い適正な薬物療法が行われるよう努めています。調製室内は、フィルターを通過した清潔な空気が循環しています。

病棟注射薬調製室1

病棟注射薬調製室は、前室と本室から構成されています。本室では注射薬の無菌調製を行います。前室では注射薬調製の準備や、服薬指導の資料作成等を行います。

病棟注射薬調製室2

注射薬の調製は調製室に設置したクリーンベンチ内で無菌的に行います。調製前に調製後の安定性や配合変化の有無等も確認します。

病棟注射薬調製室3

抗癌剤の調製は抗癌剤調製用の安全キャビネットを用い、無菌的に調製を行います。安全キャビネットは無菌的な調製が可能なだけでなく、周囲に抗癌剤が飛散しないようになっています。

病棟注射薬調製室4

患者さんに対し、治療に使用される薬の服用(使用)方法や保存方法、効果や、副作用の初期症状等を資料を用いて説明します。また、服用状況、効果、副作用の有無等の状況を把握します。

病棟注射薬調製室5

病棟に設置された救急カートや常備されている注射薬の設置場所の温度管理や有効期限、外観変化の有無等の管理を行います。

病棟注射薬調製室6

患者さんが入院時に持参されてきた薬剤の内容を鑑別します。院内に取扱いのない薬剤は、代わりの薬剤を提案します。また、患者さんに服用(使用)方法等を伺ったり、持参薬を処方した医療機関に確認を行います。

チーム医療

当院では、患者さん中心の医療を実現させることを目的に医療従事者が、それぞれの専門分野からの意見を出し合い、患者さんに満足していただける医療を受けていただくために感染委員会、緩和ケアチーム、褥瘡対策チーム、栄養サポートチームなどのチーム医療を展開しています。
薬剤部では、薬の専門家としてそれぞれのチームの回診や会議に参加して、薬理学的、物理化学的、時には栄養学的な面から提言しています。

主な活動内容

  • 感染対策委員会:消毒剤および抗生物質の適正使用について提言しています。
  • 緩和ケアチーム:オピオイド鎮痛剤(麻薬)を中心に薬剤の適正使用について提言しています。
  • 褥瘡対策チーム:褥瘡治療剤、被覆保護剤などの適正使用を提言しています。
  • 栄養サポートチーム(NST):経静脈、経腸栄養剤の適正使用、投与経路、投与剤形、投与方法などの選択について提言しています。

治験センター

新しい「くすり」を開発するには、人での効果と安全性を調べる試験が必要です。健康な人や患者さんのご協力を得て行われる試験のことを治験といいます。治験センターは山梨大学病院で治験をスムーズに行うために設置されています。

治験センター1

治験センターでは、治験に関する事務(治験事務局)、治験薬の管理(治験薬管理室)、治験実施の補助を主な業務として行っています。

治験センター2

治験事務局では治験に関する事務業務を行っています。治験の手続きや打合せ、治験審査委員会の準備及び資料作成など多様な業務を行っています。

治験センター3

治験審査委員会では治験の計画に無理はないか、治験に参加する患者さんが不利なことになることはないかなど、治験が科学的・倫理的に問題がないか審議を行います。医師や薬剤師、病院外の委員など、さまざまな委員が審査をします。

治験センター4

治験薬管理室では治験薬の調剤、被験者(治験に参加する患者さん)の服薬状況の確認などを行っています。また、温度管理や在庫管理など、治験薬を適切に保管・管理しています。

治験センター5

CRC(治験コーディネーター)は、治験の実施の補助を業務とする、治験を行う医師を支援する専任スタッフです。現在薬剤師3名及び看護師1名が活動しています。

治験センター6

治験は、治験に参加していただける患者さんのボランティアによって行われます。治験の内容について治験担当医師やCRCが詳しく説明をし、納得していただいてから、治験に参加していただきます。

治験センター7

CRCの業務は被験者のケアを中心としたもので、治験参加のための同意取得補助、治験の来院日程管理、診察立ち会い、有害事象の確認や発生時の迅速な対応、被験者の不安や疑問に関する対応を行います。

治験に関するご質問等がありましたら、山梨大学病院治験センターまでごお問い合わせください。

電話 055-273-9325
E-Mail d0trial@med.yamanashi.ac.jp
URL https://www.hosp.yamanashi.ac.jp/bumon/chuoshinryobumon/rinshokenkyu/chiken