ロボット支援手術

「消化器外科、乳腺・内分泌外科(第一外科)」のロボット手術のご紹介

第一外科 教授 市川 大輔

 私ども消化器外科、乳腺・内分泌外科(第一外科)では、消化器癌や乳癌を主な治療対象として、「世界レベルの治療を地域に」をモットーに日夜臨床に励んでおります。消化器癌に対する外科治療では、最先端のロボット手術をいち早く取り入れ、これまで100例以上のロボット支援下手術を安全に施行してまいりました。ロボット支援下手術では、我々外科医がロボットを操作することで、従来の腹腔鏡手術では届かなかった領域にも鉗子が到達可能となり、手術操作もこれまで以上に精密になったことで、術後合併症の低下がもたらされる等、治療成績の向上が期待されています。導入当初は、胃癌や直腸癌のみを対象としておりましたが、食道癌や結腸癌にも適応を広げ、最近では肝胆膵領域癌に対する膵切除や肝切除にもロボット支援下手術を導入いたしました。

 今後も地域の先生方の良きパートナーとして、私ども消化器外科、乳腺・内分泌外科をよろしくお願い申し上げます。

「泌尿器科」のロボット手術のご紹介

泌尿器科 教授 三井 貴彦

 山梨大学医学部附属病院泌尿器科は、山梨県唯一の大学病院として地域の医療機関と連携しながら、ほぼすべての泌尿器科領域にわたる治療を行っています。

 泌尿器がんの治療では、腹腔鏡下手術をはじめロボット支援手術による低侵襲手術を全国に先駆けて導入し、数多く施行しております。特に最先端の術式であるロボット支援手術については、2012年から前立腺全摘除術を開始し、現在では腎部分切除、膀胱全摘除術、腎盂形成術、仙骨膣固定術、腎全摘除術、副腎摘除術とすべての術式を施行しており、現在では手術件数が年間150件ほどとなる全国でもトップクラスの施設です。

 このように、山梨県における泌尿器科疾患の砦となるような施設を目指しています。泌尿器科疾患でお困りの際は、山梨大学医学部附属病院泌尿器科にご相談ください。

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