甲状腺腫瘍に対する治療用放射性ヨウ素製剤の供給制限について

令和5年 2月 21日


甲状腺腫瘍に対する治療用放射性ヨウ素製剤の供給制限について

                         
山梨大学医学部附属病院
病 院 長   榎本 信幸
放射線医学講座教授 大西 洋
放射線技術部部長 相川 良人

 甲状腺腫瘍の内照射療法で使用しております放射性ヨウ素製剤の供給制限が昨年の11月より全国的に発生しております。原因は、製造元である海外の原子炉トラブルによるものです。当初の予定では今年初めから通常通りの供給になるはずでしたが、現在も供給制限が続いており、メーカーから出された見通しでは、少なくとも今年7月まで供給制限が続くとのことです。現在、情報収集と対応について関係機関・メーカーと協議しているところでございますが、製剤供給は非常に困難な状況です。

 すでに予約の入っている患者さまにも治療日程の変更や延期をお願いしている状況で、当面はこの治療に関して新規の患者さまはお受けできないこととなります。大変ご迷惑をお掛けしますが、ご理解いただきますようよろしくお願い致します。

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