ご主人の立会い分娩をご希望される方へ
令和5年5月より新型コロナウイルスは5類感染症へ変更となり、徐々に病院での管理基準も緩和されています。山梨大学医学部附属病院もこれまでのように入院患者全員に入院時の新型コロナウイルスPCR検査は行わない方針となりました。
ただし、これは入院された患者さんが無症状であり、患者さんがマスク(不織布、サージカルマスク)を常時している場合(ユニバーサルマスキング)に限ります。そのため、妊婦さんは分娩時にはマスクが外れるリスクも高いことから、分娩目的で入院した妊婦さんの入院時 PCR検査は継続する方針です。
一方、この新型コロナウイルスが5類感染症へ変更になったことから、いくつかの産科病棟の基準を緩和する方針としました。まずは、これまで新型コロナウイルスに感染した妊婦さんが分娩開始となった場合は周囲への感染予防の観点から基本的に帝王切開を標準としていましたが、感染予防に留意しつつ経腟分娩を検討することとなりました。
また、これまで一律に禁止としていたご主人の立ち会い分娩も再開したいと考えています。現在、2023年6月26日(月)9時以降に立会い分娩を再開する方針です。
ただし、以下の条件を満たすことが必要です。
① 当院の新型コロナウイルス面会時スクリーナー(アンケート)に問題がない
② 同居者に7日以内に発熱、咽頭痛などの症状がなく、7日以内に新型コロナウイルス患者との濃厚接触がない。
③ 病棟内においては常時マスク(不織布、サージカルマスク)を着用していただき、立会をされる方は、妊婦さんや赤ちゃんを感染から守るためにできるだけ外出を控えていただく。
*感染状況、病棟の稼働状況により、立会い分娩をお断りさせていただく可能性があります。立ち会い分娩ご希望のご夫婦は、外来、病棟スタッフにお声をかけてください。
山梨大学医学部附属病院産婦人科
2023/6/22