18トリソミーの子どもたちの写真展開催について

18トリソミーの子どもたち写真展によせて

18トリソミーは、1年生存率が10%以下の非常に重症な生まれつきの病気の一つです。医学的には、心臓や呼吸、脳などに様々な合併症をもち、多くのお子さんが新生児のうちに亡くなってしまうと報告されています。一方で、そんな重症な病気にもかかわらず、懸命に生き、貴重な時間を家族と過ごすことによって家族の一員となり、“かけがえのない存在”となって幸せな生活を送る子供たちがいます。今回の写真展では、家族と一緒に過ごす中で生まれてくる自然な “笑顔”がたくさん展示されています。ぜひ多くの方にご鑑賞いただき、重症な病気をもっても幸せに生きている子供たちの存在を知ってもらえれば幸いです。

尚、本展示は11月6日から9日に山梨県立図書館で開催されます、『18トリソミーの子どもたち写真展 ~出会えた奇跡をありがとう~』に先立って一部を院内展示しております。本開催ではより多くの写真の展示や18トリソミーを主題とした映画『生まれる』シリーズの上映会を行います。ぜひこの機会に会場まで足をお運びください。

山梨大学小児科 河野洋介

展示写真について、公開しております。詳しくは、こちら

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