当院循環器内科に佐藤明教授が就任されました。
令和3年10月1日付で、循環器内科に佐藤明教授が就任されました。
以下は佐藤教授からのコメントになります。
令和3年10月1日付で循環器内科教授を拝命しました佐藤明です。循環器内科は虚血心疾患(狭心症・急性心筋梗塞)、不整脈(心房細動、心室頻拍など)、心不全(弁膜症・心筋症)、高血圧、大動脈・末梢動脈疾患、肺高血圧症、先天性心疾患などを担当いたします。年々入院される患者さんの数は増加しており、今後社会の超高齢化に伴い心不全患者が増加することが予想されています。2025年には心不全患者が120万人を超えてその後も増え続け、心不全パンデミックが生じる可能性があり、特に65歳以上の高齢者心不全患者が著増することが予測されています。このような状況に鑑み、総合的な循環器病対策を推進するため、平成30年12月に「健康寿命の延伸等を図るための脳卒中、心臓病その他の循環器病に係る対策に関する基本法」が、議員立法により成立、公布されました。
当院循環器内科は、循環器病の予防に取り組むこと等により国民の健康寿命の延伸等を図り、あわせて医療及び介護に係る負担の軽減に資する施策を行なっていきます。また冠動脈カテーテル治療、構造的心疾患カテーテル治療、不整脈アブレーション治療、集学的な心不全治療など、すべての分野で最高レベルの診療体制をとり、「誰からも信頼される人材の養成」、「学問的に世界に評価される研究」の二つの目標を両輪とし、高度な先進医療の実践及び先端医療の開発を推進します。さらに山梨大学及び関連病院の活性化を図るともに、地域医療に貢献できる多くの若手医師を育成し、大学の各診療科のスタッフの皆様とともに山梨県医療の向上に尽力したいと思います。

循環器内科教授 佐藤 明