皮膚科

診療科長挨拶

 皮膚疾患は全身に出現し、かつ多彩です。疾患によっては全身状態に影響するものも多く、診療においては幅広い知識と技術が求められます。当科では専門外来を多数設置し、きめ細やかなケアを心がけています。
 また当科は開局以来、臨床と研究の両方に精力的に取り組んできました。2013年、2022年には当科医局員が、国内の日本皮膚科学会で最も権威がある賞を受賞(2013年 川村龍吉、2022年 木下真直)し、日本ひいては世界の臨床研究をリードしています。臨床では、研究で得られた最先端の知見をもとに、東京の病院と同等以上はもちろんのこと、世界レベルの診療を患者さんに提供することをめざして、医局員一同、日々研鑽を積んでいます。

山梨大学医学部 皮膚科 川村龍吉

診療科紹介

 当科では皮膚疾患を総合的に診察しております。視診、ダーモスコピー、顕微鏡検査、血液検査、培養検査、画像検査、皮膚生検などの手技を用い、総合的・多角的に診断を確定し、手術を含むエビデンスに基づいた最善の治療を行っております。専門外来については、腫瘍外来、リンパ腫外来、角化症外来、アレルギー外来、膠原病外来、水疱症外来、色素・レーザー外来を設置し、その分野のスペシャリストが診療に当たっています。
 診断や治療方針に苦慮する患者様は毎週木曜日午前中に実施している「クリニカルカンファレンス外来」において医局員全員で診察させていただき、より良い診断方法や治療内容を検討しています。さらに地域の病院や皮膚科クリニックとの連携も進めており、患者様のニーズに合わせた診療をご提供いたします。

対象疾患について

<当科の専門外来>

【腫瘍外来、リンパ腫外来】悪性黒色腫、有棘細胞癌、基底細胞癌、悪性リンパ腫など皮膚悪性腫瘍全般

【角化症外来(乾癬外来)】尋常性乾癬、膿疱性乾癬、乾癬性関節炎、掌蹠膿疱症、化膿性汗腺炎、円形脱毛症など

【アレルギー外来】アトピー性皮膚炎、結節性痒疹、接触皮膚炎、各種アレルギー検査(本院アレルギーセンターに参加)

【水疱症外来】尋常性天疱瘡、落葉状天疱瘡、類天疱瘡など自己免疫性水疱症全般

【膠原病外来】全身性エリテマトーデス、全身性強皮症、皮膚筋炎、混合性組織病、シェーグレン症候群、結節性動脈炎、ベーチェット病など(本院リウマチ膠原病センターに参加)

【色素・レーザー外来】色素性母斑、尋常性白斑、老人性色素斑、異所性蒙古斑、太田母斑、肝斑などの色素性疾患、乳児血管腫、単純性血管腫など


・掌蹠膿疱症の紹介に関して 
下記の[皮膚科→歯科紹介状フォーマット]をご利用ください。

・皮膚科→歯科紹介状

・掌蹠膿疱症 連携歯科一覧とMAP(山梨)

外来診療予定表

スタッフ紹介

役職 氏名 専門領域 専門医

特別顧問

島田 眞路
しまだ しんじ
専門領域:皮膚免疫、悪性黒色腫 専門医:日本皮膚科学会専門医

教授

川村 龍吉
かわむら たつよし
専門領域:皮膚免疫、HIV感染症 専門医:日本皮膚科学会専門医

講師

三井 広
みつい ひろし
専門領域:皮膚外科一般、水疱症、炎症性皮膚疾患 専門医:日本皮膚科学会専門医

講師

小川 陽一
おがわ よういち
専門領域:皮膚科一般、皮膚免疫、膠原病 専門医:日本皮膚科学会専門医

講師

岡本 崇
おかもと たかし
専門領域:乾癬、皮膚免疫 専門医:日本皮膚科学会専門医

助教

武藤 容典
むとう よしのり
専門領域:皮膚科一般

助教

富田 央澄
とみた おずみ
専門領域:皮膚科一般

助教

木下 真直
きのした まなお
専門領域:皮膚科一般

助教

浅川 理子
あさかわ りこ
専門領域:皮膚科一般

助教

前島 えり
まえじま えり
専門領域:皮膚科一般

臨床助教

薬袋 里彩
みない りさ
専門領域:皮膚科一般

医員

福島 有貴
ふくしま ゆうき
専門領域:皮膚科一般

医員

柴垣 裕
しばがき ゆう
専門領域:皮膚科一般
icon_arrow_up