新病棟開院のお知らせ

新病棟開院のお知らせ

令和2年9月23日
山梨大学医学部附属病院
病院長 武田 正之

謹啓
 初秋の候、ますます御健勝のこととお慶び申し上げます。日頃より、山梨大学医学部附属病院の活動へのご協力と格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
 さて、当院では最新の医療に対応する設備整備や県内唯一の特定機能病院としての急性期医療の充実・先進医療への取り組みを加速させるため、病院再整備事業を進めております。平成27年12月には、内視鏡手術支援ロボット「ダビンチ®」専用手術室、超低侵襲心臓弁置換術「TAVI」を実施できるハイブリッド手術室、国立大学唯一の可動式3テスラMRI設置の脳神経外科用手術室、高難度脊椎外科手術専用のナビゲーションシステムである「O-arm®」を設置した脊椎外科用手術室、ヘリポートなどを装備する新病棟第Ⅰ期棟が開院しました。その後の再整備計画のなかで、今般、新病棟Ⅱ期棟が開院となり、現時点では国立大学附属病院のなかで最新鋭の医療施設であります。新病棟の建物構造は鉄骨造(免震構造)7階建て、延べ床面積13,548.62平方メートルであり、病院全体618床のうち250床を収容します。入退院支援業務を拡充し患者さんへのサービスを向上するために、1階には入退院支援センターを配置しました。また、同じ1階には物流センター、感染症対応の最新鋭の病理解剖室、洗濯室等が整備されています。
 2~7階は病棟階で、2階は婦人科とRI病室を含む放射線科、循環器・呼吸器内科疾患用病棟です。4階は小児科病棟で、院内学級やプレイルームを整備しました。5階は腎疾患、糖尿病、内分泌疾患、膠原病、神経内科および歯科口腔外科疾患の病棟であり、腎不全患者さんに対する血液透析可能な個室を2室配置しました。6階は耳鼻咽喉科・頭頚部外科、皮膚科、形成外科の病棟、7階は血液内科疾患、緩和ケア、消化器内科の病棟です。7階には血液疾患専用の看護機能を備えた無菌エリアや室内動線に配慮した緩和病室に加えて、4床室程度の広さの特別室を整備しました。これは当院で初めてバスとトイレを分けて浴槽を整備し、前室にはミニキッチンも設置されたものです。
 今後は旧東病棟の取り壊し、第Ⅲ期工事、その後 外来棟工事予定です。
 本院の理念である「一人ひとりが満足できる病院」とともに「理想の大学病院」を目指した挑戦を続けますので、今後ともよろしくお願いいたします。

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