病院長挨拶

このたび、病院長として二期目の二年目を迎えるにあたり、地域の皆さま、関係機関の皆さまから日頃より温かいご支援を賜っていることに、深く感謝申し上げます。
本院は、「すべての患者さんに安心を」という理念のもと、地域の皆さまがいつでも安心して頼れる医療を提供することを大切にしています。私たちは、高度な治療だけでなく、患者さんの気持ちに寄り添う姿勢を医療の中心に据えて、日々の診療に取り組んでいます。
昨年度、平成25年から段階的に進めてきた病院再整備事業において、令和9年10月の完成を目指していた「外来機能強化棟」の整備について、建築資材や人件費など建築費用の著しい高騰が重なり、財源確保の見通しが立たないことから、一旦延期するという苦渋の決断をいたしました。
そのような中、令和8年度には、国が医療費の仕組みを見直す「診療報酬改定」が実施されます。
当院では、この改定を「より良い医療を実現するための追い風」と考えています。医療の質向上や働き方改革、教育・研究を含めた「大学病院改革プラン」を令和6年度から令和11年度にかけて進めており、患者さんにとって安心で便利な医療体制づくりを推進しています。
山梨県では、将来人口の減少が進む一方で、高齢者人口の割合が増加すると推計されており、それに伴い、循環器疾患やがん等に対する高度かつ迅速な専門的診療の重要性が高まっています。また、医療従事者の確保・育成や医療資源の分散など、医療提供体制の構造的課題も顕在化しています。そのため当院では、昨年度採択を受けた文科省「令和7年度大学病院機能強化推進事業」をもとに、教育・研究・診療を通じて更なる地域貢献を果たすべく、包括的で持続可能な地域医療提供体制の確立を図るとともに、「救急医療体制の強化」と「放射線治療体制の再構築」という構造転換を推進し、持続可能な大学病院運営の実現を目指して取り組みを進めていきます。
これからも私たちは、高度な医療と地域に寄り添う心を大切にしながら、医療を提供し、どんなときも「安心できる病院」であり続けるため、職員一同、努力を続けてまいります。今後とも、皆さまの変わらぬご支援とご協力を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。
令和8年4月1日
山梨大学医学部附属病院
病院長 木内 博之

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