腎臓内科

診療科長挨拶

　日頃より山梨大学医学部附属病院腎臓内科をご支援いただきまして心より御礼申し上げます。
　令和5年4月より、山梨大学腎臓内科の教授・診療科長を担当しております。私は、山梨医科大学（現、山梨大学）の卒業生で、またご縁をいただきまして幸甚に存じますとともに、山梨大学で次世代を担う優秀な腎臓内科医の育成に尽力してまいります。何とぞよろしくお願い申し上げます。
　私たち腎臓内科は、急性腎障害、糸球体腎炎、慢性腎臓病、腎不全に加えて、腎臓病の原因となる高血圧、糖尿病、膠原病などに対する治療を幅広く行っています。最新の知見に基づいた的確な診断と最適な治療を心がけ、地域に愛され、信頼される腎臓内科を目指して全力で取り組んでまいります。
　日本における透析患者数は34万人を超え、また、新規の透析導入患者数も年々増加して年間4万人を超えています。このような状況からも、腎不全への進行を早期から防ぐことが大切です。慢性腎臓病といわれたら、是非、当科に一度お越しください。私たちは、患者さんに寄り添い、将来にわたってサポートさせていただきます。

山梨大学医学部腎臓内科中島歩

診療科紹介

　当科では、「Nephrology for everyone」を道しるべとして、あらゆる人の「未来」に寄り添う最適な医療の提供を目指しています。成人の7人に1人（1480万人）といわれる慢性腎臓病をはじめ腎臓に関わる幅広い疾患に対応し、腎臓を守るのがわたしたちの役目です。専門的知識と経験を持った指導医・専門医を含むチーム医療体制で、将来の医療の担い手となる人材育成にも力を入れながら、安全かつ質の高い医療を提供いたします。もしも腎臓病が進行してしまった場合でも、各専門家を含む様々な職種と連携しながら腎臓の替わりをする腎代替療法（血液透析、腹膜透析、腎移植）を最適かつスムーズにサポートをいたします。なお、山梨県内で唯一施行できる腎移植は当院の特色の一つです。また、山梨県慢性腎臓病（CKD）病診連携システムという地域の医療機関との連携にも力を入れていますので、安心してかかりつけの医療機関に通院していただけます。受診が必要な場合にはかかりつけの医療機関を通じて相談をしていただくことができます。わたしたちは腎臓というフレームを通して皆様、そして地域社会の未来を全力でサポートいたします。

対象疾患について

蛋白尿，尿潜血などの尿異常
高血圧、糖尿病、高尿酸血症などの生活習慣病
慢性腎臓病（CKD）
腎代替療法（血液透析、腹膜透析、腎移植）
膠原病や全身性疾患に関連する腎疾患
多発性嚢胞腎などの遺伝性腎疾患
ネフローゼ症候群
慢性糸球体腎炎
急性腎障害
電解質異常

外来診療予定表
スタッフ紹介
関連リンク

外来診療予定表

スタッフ紹介

役職	氏名	専門領域	専門医
教授(科長)	中島歩なかしまあゆむ	専門領域：腎臓病、腎不全	専門医：日本内科学会認定医・総合内科専門医・指導医、日本腎臓学会専門医・指導医・評議員、日本透析医学会専門医・指導医、日本再生医療学会再生医療認定医・代議員、米国内科学会フェロー(FACP)、米国腎臓学会フェロー(FASN)
講師	内村幸平うちむらこうへい	専門領域：腎臓病、腎不全	専門医：日本内科学会認定医・総合内科専門医・指導医、日本腎臓学会専門医・指導医、日本透析医学会専門医、臨床研修指導医、 PKD認定医
助教	高橋和也たかはしかずや	専門領域：腎臓病、腎不全	専門医：日本内科学会認定医・総合内科専門医・指導医、日本腎臓学会専門医、日本透析医学会専門医・指導医
臨床助教	小西真樹子こにしまきこ	専門領域：腎臓病、腎不全	専門医：日本内科学会認定医・総合内科専門医・指導医、日本腎臓学会専門医、日本透析医学会専門医・指導医
臨床助教	石井俊史いしいとしひさ	専門領域：腎臓病、腎不全、糖尿病	専門医：日本内科学会認定医・総合内科専門医、日本糖尿病学会専門医、日本透析医学会専門医、
臨床助教	諏訪博史すわひろし	専門領域：腎臓病、腎不全	専門医：日本内科学会認定医
臨床助教	大越貴絵おおこしきえ	専門領域：腎臓病、腎不全	専門医：日本内科学会認定医、日本腎臓学会専門医、日本透析医学会専門医
臨床助教	小佐野慧一おさのけいいち	専門領域：腎臓病、腎不全	専門医：日本内科学会認定医、日本腎臓学会専門医、日本透析医学会専門医
臨床助教	吉田駿よしだしゅん	専門領域：腎臓病、腎不全	専門医：日本内科学会認定医、日本腎臓学会専門医、日本透析医学会専門医
医員	三枝なつみさえぐさなつみ	専門領域：腎臓病、腎不全
医員	上田基寛うえだもとひろ	専門領域：腎臓病、腎不全