小児科

診療科長挨拶

 山梨大学小児科は、1983年(昭和58年)に旧山梨医科大学小児科として診療を開始しました。それ以来、山梨県の小児医療の中核としての役割を担ってきています。
 山梨大学小児科では、各スタッフが小児科専門医に加えて血液・腫瘍、循環器、神経、内分泌、腎、新生児、遺伝などの専門医資格を持ち、多様な疾患に対応しています。看護スタッフはもちろん、院内の各部門・診療科とも深く連携して、最先端の医療の提供に努めてきています。また、地域の医療機関や行政機関とも連携を深めながら、安心して子育てのできる環境を提供することも診療科としての目標にしています。
 子ども達は大きな可能性を持っており、家庭だけでなく地域・社会として守り・育てていく大切な存在です。その子ども達が笑顔を取り戻すお手伝いをして自分達も笑顔になれる、そんな関係を目指して日々診療を行っています。

山梨大学医学部 小児科 犬飼岳史

診療科紹介

 県内全域の関連病院と連携して、各領域の学会専門医が幅広い領域の難治性疾患に対して高度の医療を展開しています。小児の腫瘍性疾患全般に対し化学療法を行い、日本造血・免疫細胞療法学会の認定科として非血縁骨髄・臍帯血移植を行うとともに、非血縁骨髄ドナーからの骨髄採取も行っています。さらに高次脳機能検査を含む神経心理検査、腎生検、救急部と連携した血液浄化療法、心臓カテーテル治療、吸入ガスによる肺血流調節治療、各種内分泌負荷試験など、様々な領域において最先端の検査と治療を提供しています。
 外科系各科とも連携して適切な時期に外科的治療を行い、術前・術後治療にも積極的にかかわっています。また、 長期の入院生活を快適なものにするために、院内学級との連携や病棟図書室の充実など、感染対策に留意しながら療養環境の整備に努めております。
【専門外来】血液・腫瘍外来、神経・精神衛生外来、睡眠外来、腎外来、循環器外来、内分泌・糖尿病外来、代謝・肥満・ 肝外来、膠原病・リウマチ外来、成育外来、予防接種外来、育児相談
【手術・検査など】 検査:高次脳機能検査を含む神経心理検査、睡眠ポリグラフ検査、長時間脳波検査、腎生検、心臓カテーテル検査、各種内分 泌負荷試験など。
手術:心臓カテーテルによるコイル塞栓・ステント留置術、骨髄採取術

対象疾患について

血液・悪性疾患:白血病、神経芽腫などの小児がん、再生不良性貧血などの造血異常、血友病、血小板減少性紫斑病などの血液凝固異常、貧血、免疫不全症など。

神経疾患:脳炎・脳症、てんかん、脳性麻痺、重症心身障害児、神経皮膚症候群、筋疾患、先天性脳奇形、炎症性神経疾患、神経免疫疾患,神経変性疾患、睡眠障害、発達障害(自閉スペクトラム症、ADHDなど)、心身症、不登校など。

循環器疾患:先天性心疾患、心不全、不整脈、心臓弁膜症、高血圧、川崎病など。

内分泌代謝疾患:下垂体疾患、甲状腺疾患、糖尿病、副甲状腺疾患、副腎疾患、性腺疾患、骨代謝疾患、性分化疾患など。

腎疾患:ネフローゼ症候群、慢性・急性糸球体腎炎、腎機能障害、急性・慢性腎不全、先天性腎尿路異常、尿細管疾患、尿路感染症など。

膠原病:自己免疫性疾患・リウマチ性疾患、自己炎症性疾患、炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎・クローン病)など。

肝・代謝疾患:肝疾患、先天性代謝異常、肥満症など。

外来診療予定表

スタッフ紹介

役職 氏名 専門領域 専門医

教授(科長)

犬飼 岳史
いぬかい たけし
専門領域:小児血液腫瘍 専門医:小児科専門医、
血液専門医

学部内准教授

合井 久美子
ごうい くみこ
専門領域:小児血液腫瘍 専門医:小児科専門医、
血液専門医、
小児血液・がん専門医

学部内准教授

加賀 佳美
かが よしみ
専門領域:小児神経 専門医:小児科専門医、
小児神経専門医、
てんかん専門医

特任准教授(臨床研修センター)

矢ヶ崎 英晃
やがさき ひであき
専門領域:小児内分泌 専門医:小児科専門医、
内分泌専門医、
糖尿病専門医、
新生児専門医、
遺伝専門医

特任助教

後藤 美和
ごとう みわ
専門領域:小児腎臓、小児リウマチ性疾患 専門医:小児科専門医、
腎臓専門医

特任助教

佐野 史和
さの ふみかず
専門領域:小児神経 専門医:小児科専門医、
小児神経専門医、
てんかん専門医

特任助教(出生コホートセンター)

小林 杏奈
こばやし あんな
専門領域:小児腎臓、小児リウマチ性疾患 専門医:小児科専門医、
腎臓専門医

臨床助教

渡邉 祐莉子
わたなべ ゆりこ
専門領域:小児一般

医員

雨宮 弥毅
あめみや ひさき
専門領域:小児一般

医員

菊地 夏望
きくち なつみ
専門領域:小児一般

医員

金 玄鎬
きむ ひょんほ
専門領域:小児一般
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