検査部

部門長挨拶

　2016年から検査部長を拝命した井上と申します。輸血細胞治療部長、臨床検査医学講座教授も拝命しております。3つの部署は「一致団結！常に前進する検査のプロフェッショナル集団」のスローガンのもと、助け合い、現状に甘んじることなく常に前進する気概と、プロフェッショナルとしての矜持を持って業務に励んでいます。「一致団結」を実現すべく、1年目検査技師は輸血検査室を含めたすべての検査室で研修を積むスーパーローテーション制度を取り入れました。この助け合いの土壌と進取の気持ちは、COVID-19の流行時に生かされ、大学病院としていち早く、PCR検査体制を構築できたのではないかと自負しています。臨床検査医学講座も加わり、早く感度の良い検査を導入し、入院前全例PCR検査、職員・学生PCR検査、緊急時大量PCR検査体制をとり、院内をアウトブレイクから守ることに貢献しました。今後もスタッフ一同、教育に研究に、そして何より当院の高度医療の一翼を担うために精進してまいりますので、何卒ご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。

山梨大学医学部検査部井上克枝

部門紹介

　検査部は、病気の診断や予防、治療効果の判定に不可欠な、臨床検査を担当する部門です。職員は、医師、臨床検査技師、事務担当者で構成されています。患者さんの血液や尿、便などの検体を扱う検体検査部門と、患者さんの体に心電計などの検査装置を装着して、各臓器の機能状態を調べる生理検査部門に分かれます。詳細には、臨床化学検査室、免疫血清検査室、血液検査室、細菌・遺伝子検査室、生理機能検査室、受付外注部門、中央採血室などで構成され、輸血細胞治療部や医学部の臨床検査医学講座と協力して業務を行っています。検査部と輸血細胞治療部は、臨床検査室の質の向上と実力の認定のための国際基準、ISO15189に認定されている、国際基準を満たす信頼性の高い検査部です。また検査部員は、検査部で検体を測定しているだけではなく、栄養サポートチーム　感染制御活動（感染制御委員会、感染制御チーム、抗菌薬適正使用支援チーム）、脳死判定委員会、肝疾患コーディネーター、DMAT活動などの、院内チーム医療にも貢献しています。大学病院の検査部として、研究活動にも重点を置き、臨床検査技師やその実習生、医学生や、研修医教育も行っています。

スタッフ紹介
関連リンク

スタッフ紹介

役職	氏名	専門領域	専門医
教授・部長	井上克枝いのうえかつえ	専門領域：臨床検査医学，血栓止血学，血小板生物学	専門医：日本専門医機構臨床検査専門医,指導医指導医
講師・副部長	髙野勝弘たかのかつひろ	専門領域：臨床検査，血液内科，止血血栓，輸血・細胞治療	専門医：臨床検査専門医,血液専門医,日本輸血・細胞治療学会認定医,細胞治療認定管理師,内科認定医,Infection Control Doctor,臨床研修指導医
助教	大石沙織おおいしさおり	専門領域：臨床検査、血液	専門医：臨床検査専門医,総合内科専門医,血液専門医,認定内科医
臨床助教	横森良平よこもりりょうへい	専門領域：救急集中治療，臨床検査	専門医：救急科専門医
臨床検査技師長	風間文智かざまふみのり		専門医：認定血液検査技師,一級遺伝子分析科学認定士,博士号医学(博士)