輸血細胞治療部

部門長挨拶

 2016年から輸血細胞治療部長を拝命した井上と申します。検査部長、臨床検査医学講座教授も拝命しております。3つの部署は「一致団結!常に前進する検査のプロフェッショナル集団」のスローガンのもと、助け合い、現状に甘んじることなく常に前進する気概と、プロフェッショナルとしての矜持を持って業務に励んでいます。輸血細胞治療部と検査部は、より安全な輸血医療と、診療科へのサービス拡大のため、2023年2月から日当直2名体制を開始いたしました。また、先端医療である細胞治療のための、細胞採取室や細胞プロセシング室もリニューアルし、末梢血幹細胞移植のみならず、キメラ抗原受容体T細胞療法の支援業務にも対応できるよう準備を進めております。さらに輸血細胞治療部スタッフは、山梨県合同輸血療法委員会やI&A委員会でも活躍し、山梨県全体の輸血医療にも貢献しています。今後もスタッフ一同、当院の高度医療の一翼を担うため、さらに山梨県の安全な輸血医療のために、精進してまいりますので、何卒ご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。

山梨大学医学部 輸血細胞治療部 井上克枝

部門紹介

 輸血細胞治療部では、輸血用血液製剤の保管・管理、血液型検査や交差適合試験、不規則抗体検査などの輸血検査業務、また自己血の採取・保管・分離等の処理を行っております。
 細胞治療関連業務としては、末梢血造血幹細胞採取および細胞の保管・管理,骨髄液の赤血球除去・血漿除去等の処理、臍帯血の管理等を行なっています。また先端医療として細胞治療や再生医療に用いる細胞を調整する細胞プロセッシング室が設置されており、免疫細胞療法、キメラ抗原受容体T細胞療法などの支援業務に対応可能です。
 輸血細胞治療部では、安全で適正な輸血医療の実践、迅速かつ適切な輸血の提供により、診療科支援、患者さんへ貢献ができるよう努力しております。これら業務が適正に行われている証として、輸血機能評価認定制度(I&A制度)、ISO 15189(免疫血液学検査(輸血関連))を取得しております。

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