医療情報部
部門長挨拶
近年、インターネットの発展に伴い、国内でも病院に対する不正アクセスが相次いで発生しております。私たちは患者さんのプライバシーと情報セキュリティを最優先に考え、厳重な不正アクセス対策を講じております。情報の漏洩や悪用の防止に向け、セキュリティシステムの強化に努めておりますので、安心してご利用ください。
また、電子カルテシステムのさらなる使いやすさを追求するため、現在更新準備中です。これにより、医療スタッフはより効率的に情報を入力・参照し、的確な診療を提供することが可能となります。さらに、採血の待ち時間を短縮するため、呼び出しシステムを導入いたしました。患者さんの時間を大切にするために、常に改善を図ってまいりますので、ご期待ください。また、協力医療機関からの紹介受診については、既にWEB上での申し込みが可能となりました。現在患者さん本人がWEB上で予約できるシステムの導入も予定しています。煩雑な手続きを簡略化し、より便利な医療サービスを提供するために、技術の活用に力を入れております。
私たちは、医療情報システムの充実と利便性の向上に努め、安全で安心な医療環境を提供することを使命としております。今後も皆様の声に耳を傾けながら、より良いサービスを提供できるよう努力してまいります。
山梨大学医学部 医療情報部 森口武史
部門紹介
医療情報部は、医療情報に関する業務をより充実させるため、2021 年 6 月に設置された部署です。電子カルテをはじめとする各種医療情報システムや病院ネットワークの管理・運営業務を担当しています。患者さんとは直接接する部署ではありませんが、すべての患者さんに安心を贈り届けるため医療スタッフの活動を支えています。
各システムは基本的に 24 時間 365 日休むことなく稼働することが求められているため、夜間や休日の障害発生時にも迅速に対応できる体制になっています。昨今の情勢を踏まえ、ネットワークを利用した外部からの攻撃に備えており、強固な防御機構と監視体制を敷くとともに、病院職員にはセキュリティ対策の重要性について啓蒙活動を行っています。また、システムに関する問い合わせや不具合発生時の窓口になっており、電子カルテの機能を利用した入力作業の負担軽減やオンライン会議のサポート、患者様向け無料 Wi-Fi の提供業務も行っています。
医療情報に求められる役割や関心が大きく変化しておりますが、柔軟に対応し医療の質の向上に貢献していきます。