材料部

部門長挨拶

 材料部は病院内の中央診療部門の一つとして、当院施設内で使用される医療機器の再生処理(滅菌供給)の品質を維持し患者様の安全をしっかり確保することと、日常診療をつつがなく遂行するために医療用消耗品を適切に供給するという極めて重要な二つの役割を果たしています。各診療科や各部署で行われる医療行為において、医療用機器と医療用消耗品はなくてはならないものであり、それらを安定して供給することは病院機能のインフラとして必須です。今後も全スタッフ一丸となって、患者さんの安全な診療の維持のために努力して参ります。

山梨大学医学部 材料部 櫻井大樹

部門紹介

 病院内でおこなわれるさまざまな診療行為で使用されるのは、医療用消耗材料と医療用機器です。医療用消耗品(注射器、ガーゼなど)は、安全性や感染性の視点から現在ではほとんどのものがディスポ製品となっています。医療用機器の中では、手術等に使用する鋼製小物(はさみやピンセットなど)は、そのほとんどが再使用されます。
 材料部の役割は院内の診療が安全かつ円滑に行われるよう必要な器材を保管管理し、必要に応じて供給することです。
 第一に、各部署で使用する器材(鋼製小物)は、3日間の使用見込み数を定数として各部署に配置。予備を材料部内に在庫として保管管理しています。各部署で使用した器材は、密閉式回収コンテナに入れ材料部で回収後、さまざまな洗浄器・滅菌器を器材の特性に合わせて活用し、エビデンスに基づいた洗浄・滅菌を行い、再び各部署に戻す方法で一元管理しています。また当院では単回使用医療機器については再使用しない方針を堅持しています。
 第二に、院内で共通で使用される医療用消耗品は物流センターにて中央管理を実施しています。各部署には使用量に合わせ、約3日分を定数在庫として配置し、1回/日補充作業を行っています。物流センターでは使用期限の管理を徹底し、患者さんの安全を守る事が最優先されています。
 当院の安心・安全な医療を支えるという大役が果たせるよう、今後も努めていきます。

自動洗浄・除染・乾燥装置
高圧蒸気滅菌器
自動立体倉庫
ホルムアルデヒドガス滅菌器
過酸化水素低温プラズマ滅菌器

スタッフ紹介

役職 氏名 専門領域 専門医

材料部長

櫻井 大樹
さくらい だいじゅ
専門領域:頭頸部外科、アレルギー、腫瘍、免疫 専門医:日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会専門医・指導医、
日本アレルギー学会専門医・指導医、
頭頸部癌専門医

材料部師長

渡邉 理映子
わたなべ りえこ
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