脳卒中・心臓病等総合支援センター
センター長挨拶
令和7年4月から「脳卒中・心臓病等総合支援センター」のセンター長を拝命しました循環器内科の佐藤明です。脳卒中や心臓病などの循環器疾患は突然発症し、患者さんやご家族の生活に多大な影響を及ぼし、健康寿命を縮める要因となっています。今後社会の超高齢化に伴い脳卒中や心臓病の患者が増加し、特に65歳以上の高齢者患者が著増することが予測されます。このような状況に対して、総合的な循環器病対策を推進するため、当センターが設立されました。循環器病の予防に取り組むこと等により国民の健康寿命の延伸等を図り、あわせて医療および介護に係る負担の軽減に資する施策を行なっていきます。相談窓口では、入院及び外来における医療連携、介護・福祉・家族支援、リハビリテーション、両立支援などについて、専門医や多職種の専門スタッフが相談を行い、患者相談を充実させていく予定です。すべての患者さんとご家族にとって、安心して相談支援が受けられるよう、スタッフ一同、センターの活動に真摯に取り組んでまいります。どうぞよろしくお願い申し上げます。
山梨大学医学部 脳卒中・心臓病等総合支援センター 佐藤明
センター紹介
脳卒中や心臓病などの循環器疾患は、日本人の死亡原因の第2位を占め、がんに次いで数多くの方が命を落としています。さらに、循環器疾患では後遺症が残ることや、様々な合併症をかかえていることが多いため、専門医や看護師、リハビリスタッフ、医療ソーシャルワーカーなど多職種による継続的な治療や、情報提供、相談支援が求められます。
現在、日本全国で「脳卒中・循環器病対策基本法」に基づき、脳卒中や心臓病の患者さんへの支援体制が強化されています。このたび、これら循環器疾患に対する専門的な医療支援を提供することを目的に、当院に脳卒中・心臓病等総合支援センターを設立しております。
当センターでは、医師、看護師、医療ソーシャルワーカー、リハビリテーションスタッフ、管理栄養士、薬剤師などが協力し、患者さんやご家族に対する情報提供や相談支援を行っています。また、山梨県内の行政機関や医療機関と連携し、脳卒中と心臓病の患者さんやご家族への包括的な支援体制の充実を図り、相談支援、情報提供、普及啓発において山梨県の中心的な役割を果たしていきます。
スタッフ紹介
役職 | 氏名 | 専門領域 | 専門医 |
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教授(センター長) |
佐藤 明
さとう あきら
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専門領域: 循環器内科・心臓カテーテル治療 |
専門医:日本内科学会総合内科専門医・指導医 日本循環器学会専門医・代議員 日本心血管インターベンション治療学会専門医・代議員 |
教授(副センター長) |
中島 博之
なかじま ひろゆき
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専門領域:成人心臓血管外科 |
専門医:日本外科学会専門医・指導医・代議員 日本胸部外科学会認定医・指導医・評議員 心臓血管外科専門医・修練指導者 日本心臓血管外科学会・評議員 腹部ステントグラフト実施医 |
教授(副センター長) |
上野 祐司
うえの ゆうじ
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専門領域:神経内科一般・脳卒中 |
専門医:日本内科学会総合内科専門医・指導医 日本神経学会専門医・指導医・代議員 日本脳卒中学会専門医・指導医・評議員・幹事 山梨県身体障害者指定医 |