脳卒中・心臓病等総合支援センター
センター長挨拶
脳卒中や心臓病などの循環器疾患は、全身に血液を送り出す心臓や血管の病気です。これらの疾患は、突然発症し、患者さんやご家族の生活に大きな影響を及ぼすだけでなく、健康寿命を縮める最大の要因となっています。このような循環器疾患に対し、専門的な医療支援を提供することを目的として、当院に脳卒中・心臓病等総合支援センターを設立いたしました。当センターでは、多職種のスタッフが一丸となり、迅速かつ的確な医療を提供するとともに、患者さんやご家族への情報提供や相談支援にも力を入れております。何か気になることがございましたら、どうぞお気軽にご相談ください。
また、多くの循環器疾患は、健康診断での早期発見や、糖尿病、高血圧、脂質異常症などの生活習慣病の適切な管理や治療により予防が可能です。当センターでは県民の皆様に向けた啓発活動を積極的に推進し、循環器疾患の予防と健康増進に貢献してまいります。
患者さんとご家族にとって「安心できる場所」であり続けられるよう、スタッフ一同、自己研鑽に努め、日々の診療活動に真摯に取り組んでまいります。どうぞよろしくお願い申し上げます。
山梨大学医学部 脳卒中・心臓病等総合支援センター 木内博之
センター紹介
脳卒中や心臓病などの循環器疾患は、日本人の死亡原因の第2位を占め、がんに次いで数多くの方が命を落としています。さらに、循環器疾患では後遺症が残ることや、様々な合併症をかかえていることが多いため、専門医や看護師、リハビリスタッフ、医療ソーシャルワーカーなど多職種による継続的な治療や、情報提供、相談支援が求められます。
現在、日本全国で「脳卒中・循環器病対策基本法」に基づき、脳卒中や心臓病の患者さんへの支援体制が強化されています。このたび、これら循環器疾患に対する専門的な医療支援を提供することを目的に、当院に脳卒中・心臓病等総合支援センターを設立しております。
当センターでは、医師、看護師、医療ソーシャルワーカー、リハビリテーションスタッフ、管理栄養士、薬剤師などが協力し、患者さんやご家族に対する情報提供や相談支援を行っています。また、山梨県内の行政機関や医療機関と連携し、脳卒中と心臓病の患者さんやご家族への包括的な支援体制の充実を図り、相談支援、情報提供、普及啓発において山梨県の中心的な役割を果たしていきます。
スタッフ紹介
役職 | 氏名 | 専門領域 | 専門医 |
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教授(センター長) |
木内 博之
きのうち ひろゆき
|
専門領域:脳血管障害、頭蓋底外科、脳循環代謝、神経内視鏡手術 |
専門医:日本脳神経外科学会専門医・指導医・常務理事 日本脳卒中学会専門医・指導医・監事 日本神経内視鏡学会技術認定医 日本脳卒中の外科学会技術指導医・監事 日本脳腫瘍の外科学会理事 日本頭蓋底外科学会理事 日本意識障害学会理事 日本脳神経外科手術と機器学会理事 |
教授(副センター長) |
佐藤 明
さとう あきら
|
専門領域:循環器内科・心臓カテーテル治療 |
専門医:日本内科学会総合内科専門医・指導医 日本循環器学会専門医・代議員 日本心血管インターベンション治療学会専門医・代議員 |
教授(副センター長) |
中島 博之
なかじま ひろゆき
|
専門領域:成人心臓血管外科 |
専門医:日本外科学会専門医・指導医・代議員 日本胸部外科学会認定医・指導医・評議員 心臓血管外科専門医・修練指導者・評議員 腹部ステントグラフト実施医 |
教授(副センター長) |
上野 祐司
うえの ゆうじ
|
専門領域:神経内科一般・脳卒中 |
専門医:日本内科学会総合内科専門医・指導医 日本神経学会専門医・指導医・代議員 日本脳卒中学会専門医・指導医・評議員 山梨県身体障害者指定医 |