病院からのお願い

学生の臨床実習に関するご協力のお願い

当院では将来の医療を担う優れた医療人(医師・看護師・保健師・助産師)を育成するための教育を行っております。医学生・看護学生等が、医学や看護学の知識を学ぶだけでなく、医療人に必要な基本的診療技術や態度を修得するために臨床実習を行っておりますので、ご理解とご協力をお願いいたします。

医学生・看護学生等は、診療チームの一員として臨床実習に参加するに十分な知識、技能を学んでおり、個人情報保護についても十分な教育を受けています。特に、医学生は全国規模の「共用試験」に合格し、「臨床実習生(医学)」という公的な資格を取得しています。医師法において、この資格を有する医学生は診療チームに加わって、指導医のもとで危険を伴わない医行為を行うことが認められています。

臨床実習は「医学教育モデル・コア・カリキュラム(文部科学省)」、「診療参加型臨床実習に必要とされる技能と態度についての学修・評価項目(公益社団法人医療系大学間共用試験実施評価機構)」に基づいて実施されています。

臨床実習について、ご質問等がございましたら、ご遠慮なく担当医、指導教員、看護師等にお知らせください。

山梨大学医学部の理念・目的

深い人間愛と広い視野を持ち、医の倫理を身に付け、科学的根拠に基づいた医学的知識・技術を備え、地域貢献や国際医療に貢献できる医療人や国際的に活躍できる優れた研究者を要請する教育・研究を行います。

口頭または掲示による説明、同意について

当院では、個別の書面にて説明・同意の確認をいただく診療項目以外は、口頭または掲示による説明をもって、包括的な同意確認とさせていただいております。特に、以下の診療項目等は患者さんの心身へのご負担も少ないもので、診療を円滑に進めるため、口頭または掲示による説明をもって同意確認として実施させていただいております。あらかじめご理解、ご承認をお願いします。なお、説明・同意・実施に関して疑問等がおありの場合には、医師、看護師までお申し出ください。

山梨大学医学部附属病院における口頭または掲示での説明、包括同意に含まれる項目

(1)診察

診療記録記載(診療録作成)、医療面接、バイタルサインチェック、診察法(全身・各臓器)、耳鏡・鼻鏡、眼底鏡、基本的な婦人科診察、乳房診察、直腸診察、前立腺触診、高齢者の診察(ADL 評価、高齢者総合機能評価)、患者・家族への病状の説明、分娩介助、直腸鏡・肛門鏡

(2)一般手技

皮膚消毒、外用薬の貼付・塗布、気道内吸引、ネブライザー、静脈採血、末梢静脈確保、胃管挿入、尿道カテーテル挿入・抜去、注射(皮下・皮内・筋肉・静脈内)、予防接種、ギプス巻き、小児からの採血、カニューレ交換、浣腸

(3)外科手技

清潔操作、手指消毒(手術前の手洗い)、ガウンテクニック、皮膚縫合、消毒・ガーゼ交換、抜糸、止血処置、手術助手、膿瘍切開、排膿、嚢胞・膿瘍穿刺(体表)、創傷処置、熱傷処置

(4)検査手技

尿検査、血液塗抹標本の作成と観察、微生物学的検査(Gram 染色含む)、妊娠反応検査、超音波検査(心血管)、超音波検査(腹部)、心電図検査、経皮的酸素飽和度モニタリング、病原体抗原の迅速検査、簡易血糖測定、血液型判定、交差適合試験、アレルギー検査(貼付)、発達テスト、知能テスト、心理テスト

(5)救急

心肺蘇生措置などの一次救命処置、気道確保、胸骨圧迫、バックバルブマスクによる換気、AED、電気ショック、気管挿管、固定など整形外科的保存療法

(6)治療

食事指示、安静度指示、定型的な術前・術後管理の指示、酸素投与量の調整、診療計画の作成、健康教育

病院職員の負担軽減・処遇改善の取り組みについて

山梨大学医学部附属病院では、「すべての患者さんに安心を」という理念のもと、病院職員も満足してより良質な医療を提供するため、各種医療チームによるサポート、院内保育所の設置、育児短時間勤務制度の充実、県内医療機関との連携や院外処方の推進、手当の新設等のほか、以下の負担軽減・処遇改善に取り組んでいます。

医師の負担軽減及び処遇改善

緊急の場合を除き、患者さんへの説明や、相談対応などは、原則平日の午前8時30分から午後5時15分と限らせていただきます。

また、土日・祝日・平日夜間は主治医ではなく、当直の医師または当番の医師が担当いたします。

医師の負担軽減のため、本院では複数主治医制の導入をはじめ、入退院支援室の設置、多職種の病棟配置、クリニカルパスの促進、看護師による静脈採血・静脈注射、薬剤師による病棟での注射薬の調整、医師事務作業補助者の導入等を実施しています。

看護師の負担軽減及び処遇改善

看護師については、短時間夜勤を適用するなど勤務体制の整備を図り、業務の効率化のため、各種システムを開発し運用しています。また、処遇の改善のため、手当支給の適用拡大に努めています。

その他病院職員の負担軽減及び処遇改善

その他病院職員については、各々の業務形態に対応し、その実態を踏まえたうえで勤務体制を整備しています。また、処遇改善のため、手当支給の適用拡大に努めています。

令和3年5月12日
山梨大学医学部附属病院 病院長

禁煙について

病院敷地内は全面禁煙となっておりますので、ご理解とご協力お願いいたします。

診察券について

診察券は、全診療科共通で永久使用しますので、大切に保管し、受診の際には必ずご持参願います。なお、診察券を持参されない場合には、受付けに時間がかかる場合がありますので、ご了承願います。また、紛失等により診察券を再発行する場合には有料となります。

保険証について

毎月保険証の確認を行いますので、月初めの受診の際には、必ず保険証をご提示願います。なお、保険証の確認ができない場合には、自費診療となることがありますので、ご注意願います。また、月の途中で保険証に変更があった場合は、必ず保険証をご提示願います。

仕事中のけが及び交通事故等の場合について

仕事中(通勤途中も含む)のけが及び交通事故等で受診される場合には、その旨お申し出願います。

携帯電話について

院内では、一定の条件のもと携帯電話を使用することができます。院内に持ち込む際は、マナーモードに設定願います。なお、利用可能な場所は、エレベーターホール、デイルームの他、各所に掲示してありますのでご確認願います。

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